盲導犬について

目の不自由な人が安全に歩けるように
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盲導犬は、目の不自由な人の歩行を助ける大切なパートナーです。
盲導犬は、障害物を避けたり、段差や角を教えたり、安全に歩くため
のお手伝いをします。
盲導犬はユーザーの指示を受けながら目的地まで安全に誘導していきます。
目の不自由な人と一緒に電車やバスに乗ったり、お店などに入ることができます。
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ハーネスは盲導犬のシンボル
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盲導犬が体につけている白い胴輪(どうわ)をハーネスといいます。
盲導犬がお仕事をするときには必ず身につけている道具です。
ハーネスを通して盲導犬の動きが盲導犬ユーザー(使用者)に伝わり、
安全に歩くことができます
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どんな犬が盲導犬になるの?
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日本では、ラブラドール・レトリバーとゴールデン・レトリバー
そしてラブラドール・レトリバーとゴールデン・レトリバーの
ミックス犬(F1)の3種類です。
ラブラドールは、もともと狩猟犬として人と一緒に働く犬です。
とても頭がよく、人間と仕事をすることが大好きな性格の犬なので、
盲導犬に向いています。



盲導犬は何頭いるの?
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日本で活躍する盲導犬は、2007年度末において996頭活躍していますが、
盲導犬と歩きたいと希望している人は、約4700人、また「今すぐではないが
将来盲導犬を希望する人」を含めると約7800人です。
まだまだ盲導犬が不足している状況です。
盲導犬は10歳を過ぎると引退しなければなりません。
すると今まで盲導犬と歩いてきた盲導犬ユーザーには、
2頭目、3頭目の盲導犬が必要になります。
初めて盲導犬との生活をスタートしたいと思っている人に
盲導犬をお渡しするには、引退する頭数以上の数を育成しなければなりません。
こういったことも盲導犬の数がなかなか増えていかない理由のひとつです。



盲導犬の歴史
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盲導犬は、第一次世界大戦のころドイツで誕生しました。
目を負傷したドイツ兵を介助する目的で、赤十字社とシェパード犬協会の協力で
盲導犬育成のための学校を設立。
のちに、ヨーロッパ各地に広まり、1929年には、アメリカにも本格的な
盲導犬訓練学校が開設されました
日本では、1957年アイメイト協会創設者の塩屋賢一が「チャンピイ」の訓練完了。
国産第一号の盲導犬が誕生しました。
その後、日本盲導犬学校という名称で使用希望者に盲導犬を提供し始めました。
1967年「財団法人 日本盲導犬協会」が認可され盲導犬訓練所を設立。
現在では、全国で約996頭の盲導犬が働いています。

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